コットン100%ながらシルクテイストの肌触りという奇跡
日々、高機能素材や高品質素材を求めて国内外の素材メーカーや関連業者をあたっておりますが、今回皆さんにお勧めするのは、
【シルキー素材をコットンへ特殊加工でコーティング処理を施した生地で作る、オールシーズンコットンTシャツ】
です。
この素材を入手した店主は少々興奮しました。
過去にもイズミール地方の最高等級綿100%生地や、年々高品質になるポリエステル混紡【クールドライ生地】を取り寄せたり、またあえてバカ高い高級ブランドコットン製品を購入して試してきましたが、この【シルキーコットン生地】は過去のどれにも無かった素材感で抜群の肌触りだったのです。したがって業者に頼んでこの生地を使ったTシャツサンプルを一着作らせたのですが、結果は期待を超える心地良さでした。Tシャツですから素肌に直接着るわけですが、確かにシルキーな高級感ある肌触りと、コットン100%のナチュラルな肌触りとが見事にミックスされ、その着心地の良さは今までに体験したことの無いものでした。
店主はさらに機能テストを続けました。まずはシワやヨレの付き方や汗に対する機能などです。
ご存じの通り絹(シルク)は肌触りがなめらかで高級感はあるのですが、一方ではとてもシワが付きやすくまた吸水性の低さなどに難点のある素材です。したがって今回のシルキーコットンではどうだろうとあえて真夏に洗わずに三日間着続けたり真冬の就寝時にパジャマの下に肌着として一週間着用するなどランニングテストをしてみましたが、薄すぎず厚すぎずの「6oz中厚」も相まってか、型崩れしにくくかつ吸水性の良さも確認出来ました。
もう少し掘り下げて解説すると、ドライ機能自体はポリエステルほど高くありませんが、やはりシルキーコーティングが施されているせいでコットン100%より確実に優秀で、シワ・ヨレに関してはコットン100%とほぼ同等であり、総合的な着心地としては肌触りを筆頭にポリエステルやナイロンなどの石油製品よりも確実に暖かみ(温度の話では無く)のある心地良さです。
そして生地の厚さ。これはアパレル系の方でないとピンと来にくいかも知れませんが、今回の生地厚は6ozです。
つまり一般的に着慣れたティーシャツの厚さより1〜2ランク上の厚さでいわゆるオールシーズンタイプであり、店主は肌触りと共にこの生地厚の点がもっとも気に入ったのです。
そして店主がこの生地感からイメージして目指したのは、「下着」「肌着」では無く、まさしく「ウエアとしてのティーシャツ」であり、スーツやジャケットの下に合わせてもビタッとキマるおしゃれ着としてのクオリティだったのです。
と言うことでかなり惚れ込んだのですが、今回は【生地から調達して生産】の都合もあり、あまり勢い込まずひとまずどう着こなしても合う「ホワイト」のみで長袖と半袖の双方を作ります。
日常的に
釣り用で使うなら他にも機能的で良い製品はたくさんあるけど、肌触りがよいので普段着で着ている。このへんは好みの差があるかと。
あと、いつもLサイズが体型にあうのだが、これは袖丈が長かった。このあたりも釣り用ではマイナスポイントかな。